POWKIDDY RGB10MAX2 レビュー

RGB10MAX2 レビュー

 

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RGB10 MAX2を入手しました。

RGB10 MAXと基本的な機体性能は同じだし、それほど期待してなかったのだが、これがなかなか良かった。

RGB10 MAXとの比較を交えながらレビューをしていこうと思う。 

スペック概要:(公式サイトから)

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まあ、中身はまんまRGB10MAXだ。

スピーカーがシングルなのも一緒。

最大音量はRGB10MAXの方が若干大きいが、最大音量なんて使わないので、気にする点じゃないと思う。

付属品:

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付属品は、マニュアル(日本語有)とUSB A-Cケーブルのみ。

液晶保護フィルムは付属してほしかったな~

シェルとボタン類:

RGB10MAXとRGB10MAX2の最大の違いは、シェルとボタン類だ。

比較しながら見ていこう。

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これは公式サイトの画像だが、Triggerボタン、つまりL2R2ボタンが横じゃなくて縦に並ぶことで、操作性が向上している。

さらに、グリップが付いていることで握りやすくもなっている。

機体の握りやすさは、操作性の向上につも繋がる。実際、遊んでみて操作性が良くなったと感じた。

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上:MAX、下:MAX2

MAXとMAX2の上部の比較画像。インターフェース系は、数も並びも一緒。違いは

L2R2ボタンの位置くらいだろうか。

L2R2ボタンはアナログ式ではないと思われる。

Switchよりちょっとだけストロークの長いボタン式になっている。

個人的にはもう少し浅い押し心地が良かったが、これでも悪くはない。

PSのストリートファイターZero3を遊んだ時に、この並びの良さを改めて感じた。

僕はストリートファイターをパッドで遊ぶときは、R1R2に大キック・大パンチを割り当てているのだが、RGB10MAXやRG351P/Vだと、R2ボタンが横に並んでいるので使いにくかった。

R2ボタンが縦に並んでくれることで、人差し指はR1、中指はR2に添えておくことで誤操作もなく、素早く反応できるようになる。

MAXより圧倒的に遊びやすい。

その他のボタン類にも多少の違いがある。

十字キーが改善されている。見た目は同じなのだが、MAXで発生していた誤入力(上を入れたら右上が入ってしまう現象)が発生しなくなっていた。

個体差の可能性もあるが、個人的には十字キーの誤入力が発生しなくなったのは大きな改善点だ。

Taki UdonさんのYouTubeチャンネルで分解動画が上がっており、その中で十字キーがAnbernicと同等ではないかと説明されている。

実際操作した感じでは、MAX2の方がRG351Vより押し心地が柔らかい感じはするが、操作性は同等だと感じた。

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左:MAX2、右:MAX

次の違いとして、ABXYボタン。

MAX2の方が若干背が高い。

ただ、押し込める長さはほぼ同じで、大きさも一緒。

押した感触はMAX2の方が少しだけ硬いと感じるが、比べなければわからないくらいの差だ。

アナログスティックは、MAX2の方が低くなっている。これが凄く良い。

私がMAX2を使って遊ぶのは、スーファミ世代までのゲームがメインになるので、十字キーをメインに使う事を想定していたのだが、前述のストリートファイターZero3をやっている時に、試しにアナログスティックで遊んでみたところ、昇竜拳波動拳も思い通りに出る!1P側でも2P側でもだ。

今まで使ってきた中華エミュ機のアナログスティックの中では、一番使いやすいと感じた。

私にはこの背の低いアナログスティックが合うらしい。

なのでゲームによっては、十字キーではなくアナログスティックで遊ぶというのも、ありになってくる。

そうなると、アナログスティックの位置が下だと使いにくいのか?と思ったりしたが、そこはグリップがあるおかげで、アナログスティックを使う時も安定して持てるようになっている。

Stock FW:

購入時にインストールされているStock FWが何なのかは良くわかってないが、過去一使えるStock FWだと思った。

システムのバージョンを確認すると、「4.3 mod v1.0.0 by G.R.H]と表示されていて、おそらくEmuElec 4.3の派生形なんだと思う。

OGSのクローンであるMAX2は、使えるCFWが多くCFWの完成度も上がっている。そういった資産が生かされているのだろう。FWの入れ替えしないで、このまま使っていこうと思えるくらいだ。

MAX2は、MAX同様OGSクローンなので、OGSのCFWがそのまま使えはずだ。

試しに、MAXに入れていた「EmuElec 4.3-test」が入っているSDカードをMax2に刺して起動したところ、普通に起動した。

新しくSDカード作るの面倒だからこれで良いかな~w

気が向いたら、RetroOZも試してみようと思う。

液晶パネル:

どうやら液晶パネルも、アップグレードしているようだ。

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上:MAX、下:MAX2

画像ではわかりにくいかもしれないが、MAX2の方が少しだけ画面が明るく、コントラスト強い。

比べなければ、わからないくらいの差でしかないが。

大きさ・重さ:

大きさはほぼ同じだが、MAX2の方が横幅と厚みが少し増している。

試しにAliexpressのPowkiddy Official Storeから買った、RGB10MAX用のケースにMAX2を入れたところ、ちょうど収まった。もともとこのケースが少し大きめに作られていたからかもしれないが、ケースの買い直しはしないでよさそうだ。

重さは

  • MAX:222g
  • MAX2:227.5g

ほぼ同じで、持った時に違いは感じない。

まとめ:

RGB10MAXと基本同じという事で、それほど期待してなかったのだが、思った以上に操作性が良く、良い意味で裏切られた。

今までは、操作性ならRG351V。

画面サイズならRGB10MAXという感じで使い分けをしていたが、今後はRGB10MAX2一本でいくことになりそうだ。

CFWが成熟していることあり、PS1位までのゲームを遊ぶなら、今でもRK3326機は現役で使っている機体だと思う。

今から新規でRK3326機を購入するなら、RGB10MAX2はお勧めできる機体だと感じた。